言葉にすることで浄化される
コーチングでは、クライアントが自身の内面と向き合うサポートをしますが、その最も効果的な方法の一つが「感情の言語化」です。
モヤモヤを言葉にすることで、心が整い、新しい気づきが生まれます。
心の中に溜まっている感情を解放し、本来の自分らしいエネルギーを取り戻すために、「モヤモヤの言語化」をお奨めします。
前回、幼少期に言葉を話せずにイジメられた思い出を書きましたが、言語化できない時の感情は大人になってからもあったことを思い出しました。

これは私が社会人となり上京した20代の頃の話です。
その頃、東京生活は初めてで、友達を作りたいと思い、(当時モデムをアナログ電話回線で使用した)パソコン通信で東京の方と友達になりました。
彼のススメで、MBCというサークルを紹介され自己啓発目的で入会したのでした。(後で知りましたが、MBCは所謂マルチ商法のグループでした)
自己啓発目的とは、当時仕事に慣れず、とくに客先で商品説明が上手くできない事にコンプレックスがあり、何とかしたい思いから生じたものです。
実はMBCは、若者のサークルを装うマルチ商法の団体で、関東に幾つか拠点があった様です。
私は当時鶴見のサークル拠点へ通い、大きな全体イベントも2回ほど参加しましたが、収益のために誰かを紹介するには至っていませんでした。
そのせいか、そのグループの中堅リーダーが、あるとき感情的に私へ叱責してきたのです。
(実はこの時を詳しく覚えていません)
覚えているのは、その後、私の紹介者へ「こんなはずじゃなかった」と話して泣いていたことです。
(この後、私はこのサークルから離れましたが)
悔しいけど、その悔しさを表現できないモヤモヤした感情が残っていました。
振り返り、このモヤモヤを、あらためて言語化してみました。
私は「このサークルへ自己啓発目的で入会したので、中堅リーダーにビジネス目的で叱責される筋合いはない」と言いたかったのです。
しかし、誰にも言えないまま感情だけが、モヤモヤだけが残ったことに気付きました。
まとめると、以下の様に劣等感の感情があった上に、悔しさが覆い、さらに表現できないモヤモヤが残っていたということです。
・そもそも、仕事でうまく説明できない劣等感を抱えていた。
・(自己啓発目的で入ったが)ビジネス目的でサークルの中堅リーダーから叱責され、悔しい。
・悔しさを表現できない、モヤモヤが残った。
これは潜在意識に、未完了の感情として残っていたので、言語化により浄化されることで、次第に消えていきます。
あなたも何かモヤモヤした感情があるならば、スッキリさせてみませんか?
スピリチュアルライフコーチは、あなたに潜在意識のモヤモヤを紐解き、言語化することで気づきと安らぎを与えることができます。