体が教えてくれること

幸せは「体の感覚」が教えてくれる
私たちが「幸せ」と感じるとき、それは頭の中だけで完結するものではありません。
実は、体を通して感じていることがとても多いのです。
たとえば、美味しい食事を味わったとき、体を動かしてスッキリしたとき。
そうした体の快さが、「気持ちいい」「満たされた」といった感覚として心に届きます。
また、人とのつながりや、誰かへの感謝といった“心のきっかけ”であっても、
その心地よさはまず呼吸の深まりや体の緩みとなって表れ、
体を経由して、心に「幸せ」が届いているのではないでしょうか。
つまり、体と心は絶えず連携し合いながら、感覚を循環させ、
「幸せ」という実感を深めているのです。
体の不快感は、心へのサイン
逆に、不安や怒りといったネガティブな感情があるとき、
体にもどこかに緊張や不快さが現れているはずです。
その不快感に気づくことで、実は過去から続いている思考や感情の“クセ”に気づくことができます。
そしてそれは、手放しのチャンスでもあります。
「もう、これを手放していいよ」
そう許可してあげるだけで、体も心も、少しずつ軽くなっていきます。
(感謝して手放すとことが肝要ですが、これについては、別途また書きたいと思います)

体の状態を大切にする
体の感覚が教えてくれる、だから、体を大切にすることが欠かせません。
疲れているときや寝不足のとき、どんなに前向きな言葉を聞いても、
心に届かないと感じた経験はありませんか?
反対に、ぐっすり眠った朝や、自然の中で深呼吸したとき、
理由もなく「なんだか幸せだな」と感じる瞬間もあるでしょう。
それは、体のエネルギーが整っていることで、より正確なサインを心へ伝えられるからです。
小さな整えが、大きな変化になる
整えるといっても、何かを頑張る必要はありません。
・暖かな飲み物をゆっくり飲む
・静かに目を閉じて呼吸を感じる
・背中を伸ばしエネルギーを感じてみる
それだけで、体と心は「安心」と「快」を取り戻し、
あなたの中の幸せ感度が少しずつ高まっていくでしょう。