人生は、本来の自分を思い出す旅なのか

「三つ子の魂百までも」
という言葉があります。今朝、私はこんな夢を見ました。

「3歳までに、無意識を含めた意識の80%が形成される」

目が覚めてから、ふと考えました。
もし、無意識に身についた思考や感情のパターンが、その後の人生に大きな影響を与えるとしたら、3歳までに人生の大部分が決まってしまうのではないか。

幼少期は、親や家庭の影響を大きく受ける時期です。
生まれた国や家庭によって、教えられることも違えば、当たり前だと思うことも違います。

宗教や思想、経済的な環境、生活習慣、周囲の人々の価値観。
そうしたものを身につけながら、私たちは成長していきます。

そう考えると、人生は自分の意志だけでつくっているものではなく、生まれ育った環境によって、ある程度方向づけられているのかもしれません。
では、これはどういうことなのでしょうか。

生まれる前に、人生の青写真を決めてきた?

ひとつの考え方があります。
それは、
「生まれる前に、どのような人生を歩むのか、ある程度の青写真を決めてきた。そして、その人生を経験するために、生まれる国や家庭も選んできた」
という考え方です。

もちろん、これが事実だと証明されているわけではありません。
けれど、もしそうだとしたら、生まれ育った環境や、そこで身につけた価値観も、人生を考える上で意味のあるものとして捉えられるのではないでしょうか。

ちなみに、調べてみると、3歳ごろには脳の大きさが成人の約80%に達するという目安があることが分かりました。
ただし、これは脳の大きさについての数字です。思考や気質、価値観などが80%形成されるという意味ではありません。

幼少期に脳や心の重要な基盤がつくられることは確かですが、それによって人生のすべてが決まるわけではないのです。
それでも、幼少期の経験が、その後の人生に大きな影響を与えることは、私たち自身の経験からも感じられるのではないでしょうか。

人生の目的は、何かを身につけることだけではない

ここからは、私自身の考えです。

私は、人間には本来、神聖なものが備わっているのではないかと思っています。
しかし、人間として生まれるとき、私たちはその本質を忘れて生まれてくる。

そして、生まれた国や家庭、育った環境の中で、さまざまな思想や習慣、価値観を身につけていきます。
その中には、生きていくうえで大切なものもあれば、成長するにつれて、必要ではなくなるものもあるでしょう。

例えば、子どものころに身につけた「人に迷惑をかけてはいけない」という考え方。
それは、他人を思いやる気持ちにつながる、大切な教えかもしれません。

一方で、その考え方に縛られすぎて、自分の望みをいつも後回しにしてしまうこともあります。
大切なのは、身につけたものをすべて否定することではありません。

必要なものは活かし、今の自分には合わなくなった観念は手放していく。
そうすることで、自分の本質に近づいていけるのではないでしょうか。

人生とは、何かを新しく獲得していく旅であると同時に、本来の自分を思い出していく旅でもある。

私は、そんなふうに考えています。